通貨不足エラー:不足明細の洗い出し方法を教えてください

通貨不足エラーになる一つの原因に、すべての取引データが登録されていないことが挙げられます。

明細数が数千件、数万件、となるとすべての取引データが登録されているかチェックするのは困難な作業ですので、ターゲットを絞って検索する必要があります。

そこで、このFAQでは

  • 送付・預入の明細
  • 数量不足が大きい通貨

この2点から、抜け漏れている取引データを洗い出す方法を解説していきます。

送付・預入の明細

まず、「送付」「預入」の明細からどのデータが抜け漏れているか確認していきます。

以下のサンプルでは、取引所のデータをアップロードした状態で、通貨不足エラーが6件出ています。

右上の黄色いボタン「送付・預入を確認する」ボタンをクリックしてください。 すると、以下のようなページに移動します。

こちらのように送付・預入明細は全てグレイアウトして計算対象外になっていますが(デフォルトの設定で「送付・預入明細の自動対象外」がONになっているため)、 基本的に送付・預入明細は、送付+預入のように対になっているはずです。

例えば、1行目の送付明細と2行目の預入明細が対になっていることがわかります。
「2021年03月22日 10:34:00、GMOコイン、0.0064BTC、送付」
「2021年03月22日 17:02:00、Bitbank、0.0064BTC、預入」

タイムラグなどは通貨種類やネットワークの状況によって変わりますが、概ね6時間以内には届いていると思われます。

次に、5行目の送付明細ですが、こちらの送付明細の6時間後以内にはどこかから「0.0755BTCを預入」しているはずなのですが、その預入明細が確認できません。

他にも、送付・預入と対になっている明細がないことが見受けられます。

このことから、通貨を移動した明細が不足していることがわかりますので、他の取引所、またはウォレットなどの取引データが抜け漏れていることが判断できると思います。

数量不足が大きい通貨

次に、数量不足の大きい明細からどのデータが抜け漏れているか確認していきます。

以下のサンプルでは、取引所のデータをアップロードした状態で、通貨不足エラーが8件出ています。

画面の「通貨不足を解消する」ボタンをクリックしてください。

すると、帳簿上、残数ゼロなのに売却を行なった、などの矛盾の集計画面となります。 細かい数字は手数料など、拾いきれていない取引の可能性が高いので、大きな数字のものを確 認します。

ここではXRPを確認します。 XRPの列の「明細確認」ボタンをクリックしてください。

すると、このようにXRPの取引を行なっている明細が表示されます。 ここからさらにエラーとなっている明細のみ確認します。 表の上にある「絞り込み」と書いてある行をクリックするとこのように検索フォームが表示されま す。

ここで「通貨不足明細」にチェックを入れ、「絞り込み」をクリックしてください。

すると、通貨不足エラーのみが絞り込まれます。 行の左にある、「!」マークにマウスと当てると不足数が確認できます。 これを一個ずつ確認し、不足数の大きくなる場所を探していきます。

そうすると、大きな減少が発生しているのは「2021年09月02日 12:38:00、GMOコイン、売却処理」である事がわかります。

この辺りでどこかの取引所からXRPを大きく購入し、GMOコインに送付した、などの取引データが不足しているのではないか、と気づくことができると思います。

このことから、他の取引所、またはウォレットなどの取引データが抜け漏れていることが判断できると思います。

まとめ

以下の2点から抜け漏れている取引データを洗い出す方法を解説しました。

  • 送付・預入の明細
  • 数量不足が大きい通貨

通貨不足エラーの解消のため、全ての取引データが登録されている必要があります。上記の洗い出し方法を参考に、抜け漏れているデータを見つけ出し、全データの登録をお願いいたします。

通貨不足エラーにつきましては、通貨不足エラーの原因と対応も参考にご覧ください。


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