期末処理(個人)の方法について教えてください。
*最新のFAQはこちらをご覧ください。
集計期間の取引データを全てクリプトリンクに取り込んだ際に、集計期間の期末残高が実際に保有している残高と異なってしまう場合があります。その場合、期末処理(最終調整操作)にて現物資産の棚卸処理を行い、次年度の期首の残高を正しい数字にあわせることが可能です。
このFAQでは、「個人」における期末処理の方法をご紹介していきます。
目次
1.期末処理で行うこと
2.期末処理の方法
3.動画で操作方法を確認する
1. 期末処理で行うこと
期末処理では以下の作業を行います。
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現物資産の残高調整:現物取引の計算結果の残高と、実際の取引所やウォレットの残高との差分を調整します。
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現物資産のみなし取得価額の設定(必要な場合のみ):取得原価が不明である仮想通貨がある場合において、売却金額の5%を取得原価として計算することができます。(参考)正しく前期繰越や購入処理等の明細が登録されている場合、本設定を行うと過大な収支が出てしまうことがあります。不要である場合は「スキップ」してください。
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収支計算報告書の作成:今期の収支計算結果や取引明細を集計します。
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次年度への繰越処理:期末の残高を次年度へ繰り越します。
2. 期末処理の方法
まず、今期の集計期間内の全てのデータを取り込みます。期末処理を行う前に、集計期間内のデータ集計が全て終わっていることを確認してください。
(例)現物取引
(例)証拠金取引
Step - 1
データ集計が全て終わっていることが確認できましたら、期末処理を行います。右上のメニューから「期末処理」をクリックします。または、アップロードボタンの上にある「期末処理/収支計算報告書作成」からもアクセスできます。
Step - 2
期末処理のページに切り替わります。
Step - 3
期末の実際の取引所やウォレットの残高と、クリプトリンク上の計算結果の残高に違いがないか確認をします。残高に違いがある場合は「修正残高」に実際の残高の値を入力します。
上の例では、BTCとETHの残高に違いがあったため、それぞれ正しい残高を「修正残高」に入力しています。修正が不要の場合は、修正残高を未編集にするか、左のチェックを外すと修正対象外になります。
全てのチェックが終わったら「確定」ボタンをクリックします。
*残高調整により収支に変更が発生します。計算仕様と実際の計算の内訳はこちらをご参照ください。
Step - 4
みなし取得価額設定つきましては、説明が複雑になる上、ほとんどのお客様には不要となりますので、ここでの説明は割愛させていただきます。詳細はこちらをご確認ください。
「みなし取得価額設定をスキップする」をクリックします。
Step - 5
一連の操作を完了させると収支の「再集計」が自動で実施されます。再集計が終わりましたら、上のように集計した結果が表示されます。
現物取引の方は、残高調整・みなし取得価額の調整により収支が変動します。内容に問題がなければ「収支計算報告書作成」ボタンをクリックします。
Step - 6
収支計算結果一覧ページへ移動し、収支計算報告書がダウンロードできるようになります。
内容をご確認いただき、問題ないようでしたら「次年度への繰越処理」のボタン、または表右上にある「次年度繰越へ」をクリックしてください。
Step - 7
集計設定ページの「繰越処理」に移動します。期末処理で修正した内容が反映されているかを確認し、「確定して年度を切り替える」ボタンをクリックします。
Step - 8
次年度の収支計算ページに移動すると、上のように「前年度繰越」という明細が作成され、前期の期末残高が繰越されていることが確認できます。これで期末処理は終了となります。
3. 動画で操作方法を確認する
期末処理の操作の流れは「期末処理(個人)」チュートリアル動画もご覧ください。
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