期末時価評価とはなんですか?

     *リニューアル版のFAQはこちらをご覧ください。

このFAQでは法人会計の期末時価評価についてご紹介します。

目次

1.法人会計の「期末時価評価」とは?
2.期末時価評価の設定方法
3.期末時価評価の明細の作成方法

1. 法人会計の「期末時価評価」とは?

2019年の税制改正大綱の「三 法人課税-6-(2)-①」にて以下のように記載されています。

法人が事業年度末に有する仮想通貨のうち、活発な市場が存在する仮想通貨については、時価評価により評価損益を計上する。 

つまり法人会計の場合、実際の売却処理が行われていなくても期末時点で保有していた暗号資産に関してはその時の時価で売却したものとみなし、その収益を当会計期間の収支に計上しなくてはなりません。

しかし、取引所から出力される取引明細はあくまで実際に行った取引明細なので、期末時点の評価は通常行われません。また、ウォレットなどに移動させている分も期末時価評価する必要があります。こちらも同様、期末決算を考慮した時価評価は通常行われません。

プレミアム機能となりますが、CryptoLinC法人会計では収支計算実施日が期末日を超えている場合、自動で暗号資産ごとの期末時点の時価で収支計算を行うことができます。

2. 期末時価評価の設定方法

期末時価評価を有効にするには以下の設定を行ってください。

Step - 1

画面右上の設定ボタンから「アカウント設定」を選択します。

Step - 2

「アカウント設定」の「事業設定」を選択します

Step - 3

「期末時点での時価評価を有効にする」にチェックを入れて更新します。

*こちらの機能を利用するにはプレミアムアカウントの登録が必要になります。

3. 期末時価評価の明細の作成方法

期末時価評価明細の作成方法についてはこちらのStep4からの抜粋となります。
いくらかの現物取引を行い、期末残高がある程度存在する状態にすると期末処理にて以下のような操作が可能になります。

Step - 1

期末評価設定ではCryptoLinCで取得している取引所の期末時価レートをプルダウンメニューから選択できます。ご自身の取引で「1年間で最も利用した取引所」を選択してください。

Step - 2

選択肢がない場合は「その他」を選択してください。

Step - 3

すると、選択した列の右に入力フォームが表示されるので、そちらに「1年間で最も利用した取引所」のレートをお調べいただいて入力してください。

Step - 4

すべて設定しましたら、「確定」ボタンを押します。

Step - 5

この確定処理とこの後自動で行われる再計算処理により、現物取引の一覧に期末時価評価の明細が追加されます。

Step - 6

期末時価評価の明細をクリックして詳細画面が開くと、「特記事項」に記載されているレート情報を確認することができます。


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