BitMEXの損益計算について

BitMEXで行われている取引はBTC建ての証拠金を用いて行う差金決済取引です。しかしBitMEXで取得できる証拠金そのものの取引履歴ファイルと証拠金の増減を紐付けることができなかったため、CryptolinCでは証拠金であるBTCの増減を確認し損益計算を行うようにします。

証拠金増減による利益計算ですが、増加時はマイニングなどと同様、その時点のBTCレートを元に利益を計上し、減少時はその取引は行われた時点での「ユーザー毎のBTC取得原価」をもとに算出します。

具体的には以下の通りです。

証拠金増加時

証拠金が増加した場合、証拠金取引側では単純にその時のBTCレートに沿った分量の損益が発生することとする。
つまり、、

Step1: 400,000円で1BTCを購入
Step2: これを証拠金にしてFXを行い、0.02078547BTC取得した。(この時点のBTCのレートは422,052円とする)
Step3: 別の取引所に移して0.5BTCを210,000円で売却
の場合、

STEP2での取引明細では損益金額に0.02078547BTC分の収益

422,052 × 0.02078547 = 8,772

となる。

と同時に現物取引では取得原価8,772円でBTCを0.02078547獲得したことにします。

Step3にて0.5BTCを210,000円で売却すると以下の計算により9,776円の収益になります。

210000 - (408772 ÷ 1.02078547) × 0.5 ≒ 9,776

証拠金減少時

証拠金が減少した場合、単純にBTCを失ったことになる。その損益はユーザーごとの取得原価に依存する。
つまり、、

Step1: 400,000円で1BTCを購入
Step2: これを証拠金にしてFXを行い、-0.02078547BTC減らした。
Step3: 別の取引所に移して0.5BTCを210,000円で売却
の場合、

STEP2での取引明細では損益金額に-0.02078547BTC分の損失

400,000 × -0.02078547 = -8,314

となる。

Step3にて0.5BTCを210,000円で売却しますが、Step2では単純に保有数が減っただけです。
単位あたりの取得原価には影響を及ぼしません。

391,686 ÷ 0.97921453 = 400,000
210000 - (391,686 ÷ 0.97921453) × 0.5 ≒ 10,000

まとめ

証拠金増加時、減少時の利益について説明させていただきました。
上記したように増加時は取引時点のBTCレートで計算されますが、減少時はユーザーごとのBTC取得原価を用いて計算します。
また、BitMEXで取得したBTCは現物取引に影響を及ぼすのでBitMEXのデータ取り込み後は現物取引の再集計を実施する必要があります。

以上のことから、BitMEXの取引で正確な収支計算を行うには

1. 現物取引のデータを全て取り込み
2. BitMEXのデータを取り込む
3. 現物取引にて「再集計」を実施

という手順が必要になります。
もしこの操作が「面倒・わかりにくい」ということでしたら当社にて計算操作代行サービスも行なっております。
こちらのご利用も是非ご検討ください。

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