分裂(分岐)により仮想通貨を取得した場合はどのように計算されますか?

分裂(分岐)により仮想通貨を取得した場合

CryptoLinCで行なっている仮想通貨売買の収支計算について説明させていただきます。
基本的には国税庁が発表している「仮想通貨に関する税務上の取扱いについて(FAQ)(平成30年11月)」に準拠しています。

分裂(分岐、ハードフォーク、以下「ハードフォーク」と表記します。)により仮想通貨を取得した場合、取得価額は0円となります。
課税対象となる所得は生じません。

ハードフォーク時において、取引相場が存在しないので、価値を有していない。と考えられるからです。
したがって、ハードフォークによる取得時には所得は発生しませんが、その新たに取得した仮想通貨を売却・使用した時点では所得が生ずることになります。

実際にCryptoLinCのシステムでも試してみましょう。
※以下の説明は移動平均法による計算です。
※取引所の明細だと調整が難しいので明細の手動追加にて確認します。

①取引種別にハードフォークを選択し、取引日・取引所・取引通貨・取引量を入力します。
 こちらのケースでは2017/8/1に1BCHをハードフォークで取得したことになります。

②11月3日にハードフォークにより取得した0.5BCHを33,354円で売却します。

ハードフォークにより取得した仮想通貨の取得価額は0円なので、売却の際の取引価格33,354円がそのまま所得となります。

では、ハードフォークした通貨を買い増して売却する場合はどうなるか。
この場合、買い増しでは通常の取得原価が発生するので0円 + 買い増しによる購入額 = 取得原価となります。

①先ほどのケースと同様、2017/8/1に1BCHをハードフォークで取得したことにします。

②10月1日に1BCHを50000円で購入します。

③11月3日に1.4BCHを98,000円で売却します。

これは
①の段階でBCHは

保有数:1、取得原価:0円、平均取得単価:0円

ですが、
②の段階ではBCHは購入されているのでその購入価額は取得原価に上乗せされます。

保有数:2、取得原価:50,000円、平均取得単価:25,000円

よって③では以下の公式より

【売却価格】ー(【平均取得原価】× 【売却数量】 )= 【収支金額】
98,000 - (25,000 × 1.4) = 63,000

となります。

では総平均法時の場合はどうなるか。
計算方式を変更した結果はこのようになります。

基本移動平均と同じで取得原価ゼロで保有量が増えたという扱いになります。
よって以下の公式より

【売却総額】-(【平均購入原価】×【売却総数】)= 【収支金額】
98,000 - (25,000 × 1.4) = 63,000

と、この程度の明細数では移動平均と同じ結果になります。

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