収支計算方式が「総平均法」時のボーナス、マイニング収益について教えてください。

     *リニューアル版のFAQはこちらをご覧ください。

CryptoLinCで行なっている仮想通貨売買の収支計算に関連し、
収支計算方式が「総平均法」時のボーナス、マイニング収益について説明させていただきます。
総平均法はこちらで説明しているように「売却総額」と「取得原価」の差で収益を計算します。
よってボーナス(ログインボーナス、AirDrop)、マイニングなど「購入」以外の方法で取得したものについては
以下のような考え方で収支計算を行なっております。

例:以下のようなケース

① 3月9日 2,000,000円で2BTCを購入した。
② 5月20日 0.2BTCを160,000円で売却した。
③ 5月30日 マイニングにより0.01BTC獲得
④ 6月3日 800,000円で1BTCを購入した。
⑤ 7月1日 0.2BTCを140,000円で売却した。
⑥ 8月1日 0.001BTCを取引所のキャンペーンにて獲得。

総平均法では個々の明細では収支は出ません。
ただし、ボーナス、マイニング収益に関しては受取時に時価レートで収益計上、かつ取得原価にも計上とします。
つまり、③のマイニング収益の場合、
5月30日時点の時価が815,158円である場合、この時点で収益は

815,158円 × 0.01 ≒ 8,152円

となります。

同様に⑥ボーナス収益の場合も
8月1日時点の時価が865,388円である場合、この時点で収益は

865,388円 × 0.001 = 865円

となります。

では全体の収益はどうなるでしょうか。
総平均法の収支計算式は

【売却総額】-(【平均購入原価】×【売却総数】)= 【収支金額】

売却総額は②と⑤の合計なので

160,000 + 140,000 = 300,000

売却総数も②と⑤の合計なので

0.2 + 0.2 = 0.4

では平均購入原価はどうなるか。
これはマイニング、ボーナスの収益を加算します。
つまり

(2,000,000 + 8,152 + 800,000 + 865) ÷ (2 + 0.01 + 1 + 0.001) ≒ 932,918

となります。

よって収益は

300,000 - (932,918 × 0.4) ≒ -73,167

となります。

この収益は「売り」と「買い」のみで算出した値なので、これにさらにボーナス、マイニングの分の収益を加算します。

-73,167 + 8,152 + 865 = -64,150

となります。

実際にCryptoLinCのシステムに当てはめてみましょう。

このように想定通りの結果が得られていることが確認出来ました。


収支計算計算例マイニングボーナス総平均法
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