積立投資と言えば、仮想通貨に限らず株式などでも安定志向の方に人気の投資方法で、毎月積立を行っているという方も多いのではないでしょうか。しかし、積立は一定期間ごとに購入しなければならず、特に毎週や毎日といった短い間隔での積立をしたいと考えても、面倒そうで億劫になっている方もいるかと思います。今回は、そんな方向けに積立投資に関する便利なサービスを行っている仮想通貨取引所の一覧とそれぞれの特徴をまとめてみました。「どの取引所が積立投資サービスを行っているの?」「自分がしたい積立投資に合った取引所は?」「安全性やその他のサービスは?」こうした疑問にお答えするとともに、積立投資のメリット・デメリットや選ぶ際のポイントについても紹介していきます。この記事の要約仮想通貨の積立投資サービスとは、事前に設定した内容で自動的に積立が行われるサービスのこと国内では、bitFlyer、Coincheck、GMOコイン、OKJなど、複数の取引所が積立投資サービスを提供している積立可能な銘柄や積立間隔、積立できる金額などがサービスによって異なるため、自分がしたい積立ができるか確認が必要銘柄の安定性や取引所のセキュリティなどリスクや安全性を考えて利用することが重要積立投資サービスを選ぶ際は「運営会社の信頼性」「積立投資の条件」「その他サービス」を比較することがポイント仮想通貨の積立投資とは?仮想通貨の積立投資とは、定期的に特定の仮想通貨を購入し続ける投資方法で、特に一定間隔ごとに一定の金額で購入し続ける「ドルコスト平均法」といった手法が有名です。その銘柄や市場全体の長期的な成長に期待する投資方法で、短期的なトレードやその他の投資方法と比べて安定志向の方に人気があります。また、そんな積立投資を支援する取引所の積立投資サービスでは、設定した期間ごとに設定した金額で特定の銘柄を自動的に購入するといったことが可能です。いちいち日時を気にして購入しなくて済みますし、購入忘れも防げるので、非常に便利なサービスですね。積立投資サービスのメリット積立投資サービスの主なメリットは以下の通りです。① 他の投資方法と比べてリスクが低い安定した銘柄を選ぶ必要はありますが、基本的に積立投資はデイトレードやIPOなどその他の投資方法と比べてリスクが低めです。特に「ドルコスト平均法」に代表されるような、よりリスクを減らす積立手法も確立されているので、積立の中でも自身に合った積立手法を探してみるとよいでしょう。② 自分で購入する必要がなく手間がかからない積立投資サービスでは、設定した期間と金額で自動的に購入が行われるので、入金と設定さえしておけば、完全に放置して積立投資をすることも可能です。③ 少額からでも積立ができる多くの積立投資サービスでは、比較的少額から積立が可能です。そのため、まとまった資金がなくても積立投資を始めることができます。④ その他のサービスを併用できる場合がある積立投資は長期保有を前提とした投資ですので、多くの方は積立した仮想通貨をその取引所に長期間置いておくことになるかと思います。そうすると、たとえばその取引所でETHのステーキングサービスが行われていた場合、ETHの積立をしておくと自動的にステーキングサービスによる報酬も得られる、というような他サービスによる利回りを得られる場合があります。積立投資サービスのデメリット積立投資サービスの主なデメリットは以下の通りです。① 積立間隔の自由度が低い場合がある積立投資サービスでは積立の間隔を設定することになりますが、この設定の自由度が低い場合があります。取引所によって毎日・毎週設定できるところもあれば、月1回しか設定できない場合もありますので、自分がしたい積立間隔が設定できるか、サービスを見比べてから利用を開始しましょう。② 販売所のレートでの購入となる場合が多い現状、ほとんどの取引所では積立投資サービスを用いた場合には販売所のレートでの購入となっています。取引所のレートと比べ、販売所のレートはスプレッドと呼ばれる実質的な手数料が組み込まれており、販売所での購入は取引所での購入よりやや高い価格での購入となります。③ 仮想通貨価格の変動リスク積立投資は比較的リスクの低い投資方法ではありますが、仮想通貨の価格が下落し資産価値が減る可能性は十分に考えられますので注意しましょう。④ 取引所・事業者のリスク積立投資は長期保有を前提とした投資のため、長期間事業者に資産を預け入れることになるので、運営会社の信頼性も重要です。そのため、金融庁登録の取引所や信頼性の高い事業者を選ぶことが重要です。⑤ 税金負担が重くなる可能性がある2026年4月現在、仮想通貨取引で得た利益は、個人の場合は原則として「雑所得」として課税対象になります。基本的に積立投資で購入しているだけでは利益は発生しませんが、それを売却した際に利益が発生してきます。雑所得は給与など他の所得と合算されるため、所得が多い場合は税率が高くなり、税負担が大きくなる可能性があります。国内取引所の積立投資サービス10社の一覧比較表国内では、多くの取引所が仮想通貨積立投資サービスを提供しています。まずは主要サービスを一覧で比較してみましょう。※一覧を含め、本記事の情報は2026年4月17日に確認したものになります。サービス運営会社対応銘柄数積立間隔最低積立金額特徴bitbankビットバンク株式会社bitbank販売所の全銘柄に対応毎日、月1回、自由設定100円/回取引所機能が充実、多くの通貨に対応bitFlyer株式会社bitFlyer37銘柄毎日・毎週・月1回・月2回1円/回国内最大級取引所でハッキング被害ゼロの信頼性BITPOINTSBI VCトレード株式会社BITPOINTの全取扱銘柄に対応月1回5,000円/月ステーキング利率が国内最高で長期保有と相性がいいBitTradeビットトレード株式会社21銘柄毎日・毎週・隔週・月1回1,000円/回現物取引の取引銘柄が豊富Coincheckコインチェック株式会社29銘柄毎日・月1回10,000円/月使いやすく、少額投資が可能で初心者向きGMOコインGMOコイン株式会社19銘柄毎日・毎週・月1回500円/回レンディング等その他のサービスも充実OKJオーケーコインジャパン38銘柄毎日・毎週・隔週・月1回1,000円/回OKグループの国内取引所SBI VCトレードSBI VCトレード株式会社36銘柄毎日・毎週・毎月500円/回SBIグループの信頼性Zaif株式会社Zaif10銘柄毎日1,000円/月国内唯一の取引所購入形式の積立メルコイン株式会社メルコイン3銘柄毎日・月1回・月2回・月4回1円/回積立間隔と積立日が柔軟に選べるbitbankbitbankは「定期購入」という積立投資サービスを提供しています。口座にあらかじめ入金してある日本円を用いて、設定された内容で自動的に積立購入が行われます。100円からの非常に少額から積立ができる点と、積立間隔について「自由に設定」が選べる点が特徴です。「自由に設定」では1〜365までの任意の日数を設定し、その日数ごとに積立が行われるため、毎日や月次といった期間に縛られず非常に柔軟な積立の設定が可能です。bitFlyerbitFlyerは「かんたん積立」という積立投資サービスを提供しています。口座にあらかじめ入金してある日本円を用いて、設定された内容で自動的に積立購入が行われます。1回あたり1円単位で少額から積立金額を設定でき、37銘柄と非常に多様な銘柄に対応しています。bitFlyerは国内最大級の暗号資産取引所の一つで、セキュリティなど信頼性の高い取引所で積立以外にも取引なども行いたいという方に向いています。BITPOINTBITPOINTは「つみたて」という積立投資サービスを提供しています。BITPOINTではつみたてサービスで口座振替された日本円を用いて積立購入が行われ、通常の取引口座内の日本円を利用することはできないので注意が必要です。また、1銘柄あたり月500円から積立可能ですが、サービスの利用には合計で月5,000円の積立設定が必要な点も気を付けましょう。まとめて複数銘柄を積立できる「パックつみたて」や、積立投資と相性がいいステーキングサービスの利率が国内最高という利点もあるため、こうしたサービスを利用したいという方は検討してみてはいかがでしょうか。BitTradeBitTradeは「積立暗号資産」という積立投資サービスを提供しています。口座にあらかじめ入金してある日本円を用いて、設定された内容で自動的に積立購入が行われます。毎日、毎週、月1回に加えて隔週での積立が設定できる点が特徴です。積立以外の点でBitTradeでは比較的マイナーな通貨の取引も可能となっており、積立以外にもこうした通貨の取引を行いたいという方はBitTradeを確認してみましょう。CoincheckCoincheckは「Coincheckつみたて」という積立投資サービスを提供しています。Coincheckでは指定の銀行口座から毎月引き落とす形で積立が行われるため、通常の取引口座内に入金する形とは異なるので注意が必要です。「毎日つみたてプラン」と「月イチつみたてプラン」が選べ、月次で10,000円が最低積立価格となっていますが、毎日つみたてプランだと一回300円から積立が可能です。アプリなども初心者に使いやすいとの評判があるため、積立にこだわらずまず取引を楽しんでみたいという初心者の方に向いています。GMOコインGMOコインは「つみたて暗号資産」という積立投資サービスを提供しています。口座にあらかじめ入金してある日本円を用いて、設定された内容で自動的に積立購入が行われます。500円という少額から積立ができる点が特徴で、毎日、毎週、毎月のプランから積立間隔を選ぶ形になります。GMOコインは、積立や取引所に加えて、レンディング(貸暗号資産)や暗号資産FX、ステーキングなど多様なサービスを展開しており、積立に加えてこれらのサービスも利用したい方におすすめです。OKJOKJは「暗号資産積立」という積立投資サービスを提供しています。口座にあらかじめ入金してある日本円を用いて、設定された内容で自動的に積立購入が行われます。毎日、毎週、月1回に加えて隔週での積立が設定でき、また、設定完了から30秒以内に積立が開始されるということで、非常にスピーディに積立が開始できます。OKJの暗号資産積立は非常に多様な銘柄に対応しており、比較的マイナーな銘柄にも対応しているため、こうした銘柄を積み立てたいと考えている方はOKJを確認してみるとよいかもしれません。SBI VCトレードSBI VCトレードは「かんたん積立暗号資産」という積立投資サービスを提供しています。口座にあらかじめ入金してある日本円を用いて、設定された内容で自動的に積立購入が行われます。解約まで無期限に積立を継続するだけでなく、事前に積立を継続する期間を最大1年までから選ぶこともでき、計画的に積立をしたり、一定期間ごとに積立を見直したりしたい場合に便利です。SBI VCトレードのかんたん積立暗号資産もbitFlyer、OKJに並び非常に多様な銘柄に対応しているので、多様な通貨を積み立てたい方はSBI VCトレードも確認してみるとよいでしょう。ZaifZaifは「コイン積立」という積立投資サービスを提供しています。入金はZaifカード決済、銀行口座振替、アカウントの口座から引き落としから選べ、柔軟な管理が可能です。多くのサービスでは販売所価格で積立が行われるのに対し、Zaifでは取引所価格で積立が行われることが特徴です。販売所価格はスプレッドが実質的な手数料として存在することが多く、一方でZaifの取引所価格の方式では積立手数料がかかるものの、購入価格が時価に近くなり、場合によっては他取引所より安く積み立てることが可能です。メルコインメルコインは「暗号資産つみたて機能」という積立投資サービスを提供しています。取引口座にあらかじめ入金してある日本円で積立をする形式ですが、メルペイ残高から自動引き落としで積立資金をチャージすることもでき、メルカリをよく利用する方にとっては便利な入金形式となっています。毎日、月1回、月2回、月4回の積立間隔で、月1回・2回の場合にはいつ積み立てるかを既定の4日付の内から選択できるので、柔軟な設定が可能です。銘柄数こそ少ないものの、1円から積立ができ、なによりメルコインはメルペイ残高からチャージできるなどメルカリユーザーにとって嬉しい機能が揃えられているので、メルカリをよく利用するという方はまず検討してみるとよいかもしれません。積立投資サービスを選ぶ3つの重要ポイント積立投資サービスを選ぶ際は、以下の3つを確認することが重要です。1. 運営会社の信頼性積立投資に限らず、取引所は仮想通貨という資産を預け入れておくため、運営会社の信頼性が重要になってきます。金融庁登録の取引所か運営会社の実績セキュリティ対策などのポイントを確認し、安心して長期間積立投資のために預け入れておける取引所か見極めましょう。2. 積立投資の条件積立投資サービスの条件が自身の行いたい積立投資と合っているか確認しましょう。その銘柄が積立投資サービスの対象か積立間隔は行いたいものと合っているか積立の最低金額は続けられるものか特に積立の間隔は取引所によって設定できる間隔が異なるので、利用を開始する前にしっかりと確認しましょう。また、積立は続けることが前提ですので、積立金額が今後も余裕を持って長期間続けられるものか十分に確認してから始めましょう。3.その他サービス積立は長期間保有する前提ですので、利用する取引所に長期保有と相性がいいサービスがあるか確認しておくと、追加の利回りが得られる場合がありおトクです。長期保有と相性がいい取引所のサービスには以下のようなものがあります。レンディングステーキングレンディングは、保有している仮想通貨を一定期間預け入れることで利回りを得られるサービスです。ステーキングは、ステーキング可能な仮想通貨を保有しておくだけで利回りを得られるサービスで、国内取引所では自動的に行われるところも多く、ほったらかしで積立をしたい方と相性がよいです。どちらのサービスも金利の違いや制限・リスクがありますので、利用する場合には十分に調べてから利用しましょう。積立投資サービスの始め方積立投資サービスの基本的な流れは以下の通りです。① 取引所の口座を開設&本人確認をする国内取引所の口座を開設します。② 積立投資に用いる資金を入金多くの国内取引所ではアカウントの口座に入っている日本円を用いて積立購入が行われるため、事前に積立用の資金を口座に入金しておきましょう。中には口座の日本円を用いない取引所もありますが、その場合には銀行振替やカード決済などその取引所で対応している入金方法の設定が必要になります。③ 積立投資サービスの申し込み・設定を行う積立投資サービスの申し込みを行い、積立間隔や投資金額を設定して利用を開始します。④ 積立が自動的に行われる申し込みを行った後、設定した内容で積立が自動的に行われていきます。まとめ積立投資は、安定した銘柄を選べば比較的リスクが低い投資方法ですが、一定期間ごと、短い場合には毎週や毎日購入していくのはかなりの負担ですし、買い忘れのリスクもあります。積立投資サービスはそんな積立投資の弱点を補ってくれる非常に便利なサービスなので、上手く活用していきたいですね。一方で、長期間利用することが前提のサービスのため、長期的な価格変動リスクに加えて事業者リスクなどのリスク管理が大切になってきます。銘柄と事業者の選定が非常に重要になってきますので、利用を開始する前の段階から十分にサービス内容を吟味するようにしましょう。関連記事【初心者向け】仮想通貨をほったらかしで積み立てたい!自動で積み立てる方法と税金についても解説【暗号資産】仮想通貨(ビットコイン)積立投資の税金ガイド!総平均法・移動平均法での計算方法も詳しく解説