BitLending(ビットレンディング)を利用している方の中には、「今どれくらい利益が出ているのか、きちんと確認しておきたい」「毎月のレンディング収益をまとめて把握したいけど、どう進めれば効率的かな」と感じている方も多いのではないでしょうか。BitLendingでは、貸し出している暗号資産に応じて収益が発生するため、取引明細を確認しながら状況を把握していくことが大切です。そのため、「つい後回しになってしまった」「なんとなく見ているだけで正確に集計したことはない」というケースも珍しくありません。取引明細から収益を確認するのは難しくありませんが、いざまとめて計算しようとすると意外と手間がかかることもあります。手作業で集計するか、専用ツールを活用するか迷っている方もいるでしょう。この記事では、BitLendingの取引明細を取得する方法明細の見方と利益の計算手順計算ツールを使った場合の結果と手計算との比較といった内容を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。収益の管理は、日々の資産状況を把握するうえでも、あとから慌てないためにも大切な作業です。本記事を参考に、ご自身に合った方法でスムーズに収支の整理を進めてみてください。この記事の要約BitLendingは、暗号資産を貸し出して利息収益を得るレンディングサービスであり、貸出による報酬を受け取れる点が特徴収益を正確に確認するには、まずマイページから取引履歴ファイルをダウンロードし、対象期間の明細を取得する必要がある取引データでは、「種別」「数量」「レート」を中心に確認することが重要で、「貸借料付与」は通常のレンディング報酬、「ボーナス」は紹介報酬などの追加報酬として整理できる手計算では、各明細の数量とレートを使って円換算額を算出し、合計することで受取時点の収益額を確認できるさらに、受け取ったBTCを後日売却する場合は、受取時点ごとの円換算額を合計して取得価額を求め、「売却数量×売却時価格」で算出した売却金額との差額から損益を計算する明細件数が少なければ手計算でも対応できますが、件数が増えると集計ミスや確認漏れが起こりやすくなるため、ツールを活用した管理が有効クリプトリンクを使えば、BitLendingの取引履歴を取り込み、損益を確認でき、ほかの取引所やウォレットの履歴も含めて効率的に管理できるBitLendingとはどんな取引所?BitLending(ビットレンディング)は、暗号資産(仮想通貨)を貸し出すことで利息収益を得られるレンディングサービスです。一般的な暗号資産取引所のように売買を行う場ではなく、手持ちの暗号資産をBitLendingに預け入れ、一定期間貸し出すことで利息が付与される仕組みとなっています。対応銘柄は全7種類で、2026年3月時点の年利は次の通りです。銘柄年利BTC(ビットコイン)8%ETH(イーサリアム)8%XRP(リップル)7%SOL(ソラナ)7%USDT(テザー)10%USDC(USDコイン)10%DAI(ダイ)10%利率はサービス側が定めており、貸出期間に応じて収益(利息)が暗号資産として付与されます。なお、こうして受け取った暗号資産は、受取時点の時価で所得税の課税対象となり、個人の場合は原則として雑所得として扱われます。このように、売買による利益ではなく貸出による利息収入を得られるという点がBitLendingの大きな特徴です。BitLendingの取引履歴データをダウンロードBitLendingでのレンディング収益を正確に把握するためには、まず取引履歴データをダウンロードする必要があります。1.BitLendingにログインする公式サイトにアクセスし、登録済みのメールアドレスとパスワードでログインします。2.マイページから「利息明細」画面へ移動するログイン後、マイページのメニューから「取引履歴ファイル」を選択します。3. 対象期間を指定し、データをダウンロードする画面上で対象の期間(任意の開始年月と終了年月)を設定し、画面下部のダウンロードボタンから、該当期間の取引履歴データをCSVファイルでダウンロードします。CSVには汎用フォーマットと専用フォーマットがあるため、用途に応じて任意のフォーマットを選択してください。なお、本記事では「クリプトリンク用ダウンロード」で取得したデータを利用して解説します。BitLendingの取引データの見方を解説BitLendingの取引履歴CSVには、貸借料の受け取り状況やボーナスの付与状況などが記録されています。どの列が何を表しているかを押さえておくことが、収益確認では大切となります。特に重要なのは、「種別」と「数量」、「レート」です。公式FAQでも、「貸借料付与」の数量×レートで、その時点の利息の日本円換算額を計算できるとされています。ヘッダ名意味このデータでの見方タイムスタンプその取引が記録された日時です。いつ貸借料やボーナスが付与されたのかを確認する列です。貸出IDどの貸出案件に紐づく取引かを識別するための番号です。33626や35064のように、別の貸出ごとに番号が付いています。同じIDなら同じ貸出に関する履歴と見てよいでしょう。銘柄名付与対象の暗号資産の銘柄です。今回のサンプルではすべてBTCなので、報酬もボーナスもビットコインで受け取っていることが分かります。種別その行がどの種類の取引なのかを示す項目です。貸借料付与はレンディング報酬、ボーナスは紹介報酬などの追加付与として読めます。収益計算では、まずこの列で取引の性質を切り分けます。数量実際に付与された暗号資産の数量です。たとえば0.00013217BTCや0.00118433BTCのように、その回に受け取ったBTC数量を表します。レートその時点の日本円換算レートです。13,728,593.82のように、1BTCあたりの円換算レートとして使います。収益額はこの数値を使って日本円に直します。申請日申請ベースの取引で使われる補足情報欄です。今回のサンプルでは通常の貸借料付与は空欄で、ボーナス行には紹介報酬と記載されています。そのため、この列は取引内容の補足欄として確認すると分かりやすいです。手計算をして損益を確認するBitLendingの取引明細では、「貸借料付与」が通常のレンディング報酬、「ボーナス」が紹介報酬などの追加報酬を表しています。今回は、これらのBTCをすべて受け取ったものとして、まずは受取時点の円換算額を確認し、そのあとに受け取りしたBTCを売却した場合の損益を計算していきます。Step 1:関連する数値を抜き出すまずは、取引明細の中から損益計算に必要な「数量」と「レート」を確認します。BitLendingでは、各行の日本円換算額は、「数量×レート」で求められます。そのため、今回の手計算では、各行ごとに円換算額を出し、それを合計していきます。各取引の円換算額タイムスタンプ種別数量(BTC)レート(円/BTC)円換算額(円)2026/01/01 0:00:00貸借料付与0.0001321713,728,593.821,814.512026/02/01 0:00:00貸借料付与0.0001330412,182,432.981,620.752026/03/01 0:00:00貸借料付与0.0001209510,456,334.261,264.692026/01/01 0:00:00貸借料付与0.0011843313,728,593.8216,259.192026/02/01 0:00:00貸借料付与0.0011920912,182,432.9814,522.562026/03/01 0:00:00貸借料付与0.0010837910,456,334.2611,332.472026/01/01 0:00:00ボーナス0.0000543813,728,593.82746.562026/02/01 0:00:00ボーナス0.000060612,182,432.98738.262026/02/01 0:00:00ボーナス0.0000012512,182,432.9815.232026/02/01 0:00:00ボーナス0.0001129412,182,432.981,375.882026/03/01 0:00:00ボーナス0.0000551210,456,334.26576.352026/03/01 0:00:00ボーナス0.0000012610,456,334.2613.172026/03/01 0:00:00ボーナス0.0001223610,456,334.261,279.442026/03/01 0:00:00ボーナス0.0000561810,456,334.26587.44このように、まずは各明細について、受け取ったBTCの数量とそのときのレートを確認します。この2つが分かれば、各行ごとの日本円換算額を計算できます。Step 2:各項目の合計を算出する次に、Step1で算出した各行の数値を合計します。今回は、「貸借料付与」と「ボーナス」を分けて合計し、最後に全体の合計を確認します。種別ごとの合計種別合計数量(BTC)合計円換算額(円)貸借料付与0.0038463746,814.17ボーナス0.000464095,332.33合計0.0043104652,146.50したがって、今回の明細では、レンディング収益である「貸借料付与」が46,814.17円、紹介報酬などの「ボーナス」が5,332.33円発生しています。これらを合計すると、受取BTCは0.00431046BTC、受取時点の円換算額は52,146.50円となります。Step 3:損益額を算出する最後に、受取時点の収益額と、そのBTCを後日売却した場合の損益を確認します。1. 受取時点の収益額まず、今回受け取ったBTCの円換算額の合計は52,146.50円でした。そのため、この明細ベースで確認できる受取時点の報酬額は、52,146.50円です。2. 受け取ったBTCを1BTC=1,500万円で売却した場合次に、受け取ったBTCの合計数量0.00431046BTCを、すべて1BTC=15,000,000円で売却したとします。このときの売却金額は、次のように計算できます。0.00431046BTC × 15,000,000円 = 64,656.90円続いて、売却時の損益を計算します。今回は、受取時点の円換算額合計52,146.50円を基準にすると、売却によって増えた分は次の通りです。64,656.90円 - 52,146.50円 = 12,510.40円つまり、今回受け取ったBTCをあとで1BTC=1,500万円で全量売却した場合の売却益は12,510.40円です。3. 今回の計算結果今回の明細をもとに整理すると、結果は以下の通りです。項目計算結果受取BTC合計0.00431046 BTC受取時点の円換算額合計52,146.50円1BTC=1,500万円で売却した場合の売却金額64,656.90円売却時の損益12,510.40円このように、BitLendingの取引明細は、数量とレートを使って1件ずつ円換算していけば、手計算でも収益額を確認できます。ただし、実際には売却までの間に、BitLendingで受け取った報酬だけでなく、他の取引所やウォレットで同じ通貨を買い足していたり、別の売買・送金・交換などを行っていたりするケースもあります。その場合は、どの数量をいくらで取得したのかをあわせて整理する必要があるため、計算はさらに複雑になります。また、暗号資産の損益計算では、総平均法と移動平均法で取得価額の考え方が異なります。総平均法は一定期間内の取得数量と取得価額をまとめて平均単価を出す方法である一方、移動平均法は取得のたびに平均単価を更新していく方法です。そのため、同じ取引内容でも、どちらの計算方法を採用するかによって売却時の損益額が変わる場合があります。したがって、明細が増えるほど集計ミスも起こりやすくなります。クリプトリンクの損益計算ツールで損益を確認するBitLendingの取引履歴は、貸借料付与やボーナスの明細ごとに数量とレートが記録されているため、1件ずつ確認すれば手計算でも収益額を把握できます。ただし、実際には明細数が増えるほど集計の負担は大きくなります。特に、受取時点の円換算額を1件ずつ計算しなければならない受け取った暗号資産を後日売却した場合は、取得価額と売却価額をあわせて確認する必要があるといった点から、手作業では計算ミスや確認漏れが起こりやすくなります。このような場合は、クリプトリンクの損益計算ツールを使うことで、BitLendingの取引履歴をもとに損益を効率よく確認できます。クリプトリンクでできることクリプトリンクでは、BitLendingを含む暗号資産の取引履歴を取り込み、損益計算を自動で進められます。主な特徴は以下の通りです。取引履歴をアップロードして損益を自動計算貸借料付与やボーナスを含めた収益の集計に対応総平均法・移動平均法での損益計算が可能年間損益計算書や確定申告に使いやすいレポートを作成可能複数の取引所やウォレットをまとめて管理できるBitLending単体での収益確認はもちろん、ほかの取引所での売買や送金履歴も含めて管理したい場合に便利です。手計算とツールの計算結果を比較してみるここまで、BitLendingの取引明細をもとに、貸借料付与とボーナスを手計算で集計し、さらに受け取ったBTCを売却した場合の損益も確認しました。このように手順を分解すれば計算自体は可能ですが、毎回すべての明細を拾い、数量とレートを掛け合わせて確認するのは手間がかかります。そこで、同じ取引内容をクリプトリンクに取り込み、総平均法で計算した結果も確認してみます。手計算とツールの結果を見比べることで、BitLendingの収益計算がどのように反映されるのかをよりイメージしやすくなります。総平均法でのBitLendingの計算結果は以下になります。【Bitlendingの報酬の明細を登録】【報酬で受け取ったBTCを1BTCあたり1,500万円で売却】このようにクリプトリンクでも、先ほど計算した結果と同じ金額になることが分かります。今回のように、BitLendingで継続的に貸借料やボーナスを受け取っている場合は、明細が増えるほど手計算の負担も大きくなります。損益確認をできるだけ簡単にしたい方や、ほかの取引所の履歴も含めてまとめて管理したい方は、クリプトリンクを活用することで計算作業を大きく効率化できます。まとめBitLendingの収益計算は、一見すると難しそうに見えますが、取引明細の見方を押さえたうえで、「貸借料付与」と「ボーナス」を整理し、数量とレートを使って順番に円換算していけば、手計算でも確認できます。実際に今回の例でも、受取時点の報酬額と、その後にBTCを売却した場合の損益まで流れに沿って把握できました。一方で、継続的に報酬を受け取っている場合や、複数の取引所・ウォレットもあわせて管理したい場合は、手作業だけで対応するのは負担が大きくなりがちです。そのようなときは、クリプトリンクのような損益計算ツールを活用することで、集計の手間を減らしながら、総平均法での損益を効率よく確認できます。BitLendingの収益を正確に把握し、日々の資産管理や確定申告に役立てるためにも、自分に合った方法で無理なく管理を進めていくことが大切です。関連記事MEXC取引の収支計算方法を解説!総平均法・移動平均法とツールでの確認手順も紹介KuCoin(クーコイン)の損益計算はどうやる?取引履歴データから正確に収支を出す方法を徹底解説